旅行するとき、どうしても頭を悩ませるのが旅行に伴う費用。特にホテルの宿泊費用などは数万単位になりやすいため、それなりの出費となります。旅行費用を安く済ませる方法として挙げられるのが、agoda(アゴダ)というサービス。
しかし、agoda(アゴダ)はなぜ安いのか?そもそも信頼できるのか?気になるところですよね。
この記事では、どうしてagoda(アゴダ)は他のサイトよりも安いプランを用意できるのか?信頼性はあるのか?について解説します。
agoda(アゴダ)はなぜ安いのか?
agoda(アゴダ)の魅力といえば、なんといっても他予約サイトと比較しても段違いの安さでプランを紹介しているところでしょう。70%以上の割引も珍しくありません。
なぜ、それだけの低価格のプランを用意できるのか?可能性としては以下が挙げられます。
- オンライン旅行代理店(OTA)であるため、営業に必要な家賃や光熱費などの固定費が抑えられる
- 手数料を発生させないよう中間業者を介さずに宿泊施設から直接予約を取っている(マーチャントモデル)
- 世界最大級の旅行代理店サイトBooking.comの子会社であるため
また、TBS NEWS DIGによる取材では、安い割引価格の理由として宿泊施設への営業や他パートナーサイトなどから宿の在庫をもらっていると話してました。
参考:旅行予約サイト『アゴダ』 日本の旅館を変える~集客数アップの戦略とは~【Bizスクエア】|TBS NEWS DIG
そもそもagoda(アゴダ)とは
agoda(アゴダ)とは何かについても深ぼっていきます。冒頭でも述べた通り、agoda(アゴダ)はオンライン特化のホテル予約サイト・アプリです。ホテルなど宿泊施設の他、航空券やレンタカーなども取り扱っています。
初期はホテルや観光情報を共有するWebサイトでしたが、2005年にAgoda.comに。2007年には世界最大級の旅行代理店サービスBooking.comに買収。その後も成長し続け、2021年には世界56,000都市、290万件の宿泊施設を取り扱うまでになりました。
agoda(アゴダ)のトラブル事例
agoda(アゴダ)は世界的な旅行予約サイトであり宿泊料金も他サイトより安いケースが多め。ただ、ネックなのがagoda(アゴダ)を利用することでトラブルに遭ったという報告が目立つこと。「予約したのにホテル側に反映されていなかった」「予約した部屋とは違う部屋に案内された」「キャンセル料をとられた」など予約トラブルが目立ちます。
2023年にはNPO法人である「埼玉消費者被害をなくす会」によって差止請求訴訟を提起されています。agoda(アゴダ)利用規約における損害賠償責任や予約キャンセル規定などを消費者契約法違反とし、問題がある条項の使用差し止めを求める訴えとなります。
また、親会社であるBooking.comに関しても、架空のホテルが掲載されていたトラブルが発生しており、グループ的にトラブルが多い印象です。
参考:埼玉消費者被害をなくす会
あくまでも悪評は一面に過ぎない
ここで注意したいのはあくまでもそういったトラブルは全体の一面に過ぎないということ。日本の旅行代理店でも似たようなことは少なからず起きています。長い間、agoda(アゴダ)を利用しているけどトラブルは一度もないという方もいます。
悪い評判においても、本当に全部が全部、agoda(アゴダ)側に非があるのかは確証がありません。
たとえば、部屋の予約が取れないケースにおいてはagoda(アゴダ)ではなく、ホテル側にミスがあった可能性もあります。特に海外ともなると日本とは違った価値観・ホスピタリティを有しているので対応にも差はあるでしょう。微妙なホテルに当たったとき利用していたのが、たまたまagoda(アゴダ)だっただけかもしれません。
キャンセルポリシーに関しても分かりにくくはありますが、本来予約キャンセルした際にはキャンセル料金は発生するもの。事前にキャンセル規約を確認していなかった利用者にも少なからず非はあるでしょう。
結論、agoda(アゴダ)は信頼できるが油断は禁物
agoda(アゴダ)は信頼できますが、油断は禁物です。矛盾したことを言っていますが、agoda(アゴダ)は世界的な旅行代理店グループ「ブッキング・ホールディングス」の会社。怪しい会社・サービスではありません。日本法人も持ち東京、大阪、札幌、福岡、沖縄にオフィスをかまえています。
指摘され続けている予約トラブルなどの問題に関しても、放置するのはagoda(アゴダ)にとってマイナスであるため何かしらのアクションは起こすと思われます。
とはいえ、予約の不具合が多いのも事実。油断していると思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあるため対策は講じておくに越したことはありません。
キャンセルはできるだけ回避しよう
agoda(アゴダ)でトラブルが多い項目としてキャンセル料も挙げられます。各プランのキャンセルポリシーに該当した場合、状況に応じたキャンセル料が発生します。直前のキャンセルになると、それなりの金額を支払う必要が出るためキャンセルしないよう慎重に計画を立ててから予約を確定させた方がいいです。
どうしても予定が怪しくキャンセルの可能性がある、でもagoda(アゴダ)を使いたいという場合は、キャンセル無料プランだと判断する猶予があるので便利です。ただし、キャンセル無料プランでも宿泊1日前を過ぎるとキャンセル料が発生します。ドタキャンしてもキャンセル料は発生しない、という訳ではないのでご注意ください。
プランによってはキャンセル料の免除申請を行える場合があります。必ずではありませんがagoda(アゴダ)側が仕方ないと判断できる理由であれば支払うキャンセル料金を免除してもらえます。第三者が仕方ないと思える理由があり、対応しているプランであればダメ元で申請してみるのもひとつです。
返金は数か月後に反映される
agoda(アゴダ)でプランをキャンセルした場合、特に問題がなければ先に支払った料金は後日返金されます。ただ、返金はすぐには行われないので1~2ヶ月は待つ必要があります。
そうは言っても不安なのは変わらないという方は他の旅行サイトを使おう
agoda(アゴダ)は安くてお得感あふれる予約サイトですが、数多くの問題が指摘され続けているのも事実。信用を重んじる日本の文化にはマッチし切れていない部分も否めません。
お得な旅行予約サイトはagoda(アゴダ)だけではないため、不安な方は別のサイトを使うことをオススメします。有名どころを挙げるなら、Yahoo!トラベルや楽天トラベル、じゃらんがあります。それぞれポイントやキャンペーンを多く取り入れているので上手に活用すればお得に旅を楽しめることでしょう。
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agoda(アゴダ)は上手に活用しよう!
agoda(アゴダ)には、予約トラブルなどの注意点がいくつかあります。しかし、そうした懸念を踏まえてもagoda(アゴダ)が提供しているプランの安さは魅力的。高くなりがちなホテルの宿泊料金を安く抑えられるのは、嬉しいはずです。
予約トラブルに関しても、agoda(アゴダ)で予約した後にホテル側に確認を取れば回避できることも多いため、過度に忌避することはありません。
ホテル宿泊の費用をとにかく抑えたいという方にとって、agoda(アゴダ)は有益な旅行予約サイトといえます。上手に活用してみてください!