年末年始になると、ゴミ捨て方法に悩む方も多いはず。回収日も通常時と異なるため混乱するご家庭も多いことでしょう。今回は横浜に長年暮らしている筆者「はまっ狐」が、年末年始のゴミ収集について解説します。
新年を清潔かつ快適に迎えるために、正しいゴミ収集の日程を把握しておきましょう。
横浜市の年末年始のゴミ収集【2023-2024年版】
- ゴミ収集が休みの期間
12月31日(日)~1月3日(水)の期間はゴミ収集が休み。燃やすごみ・資源物回収は、2023年は12月30日(土)まで - ゴミ収集再開
1月4日(木)から通常の曜日どおり収集を再開。 - 古紙・古布等の資源集団回収は、各ゴミ捨て場を担当している自治会・町内会・回収業者などで異なる。
2023-2024年版の横浜市における年末年始ごみ収集日程は上記の通り。大晦日から三が日の期間中は、ゴミの収集がお休みとなります。そのため、大量にゴミが出やすい大掃除などは大晦日前日までに行っておくことを推奨します。
また、収集が休みになるからといってゴミの分別を怠ったり、休みの日にも関わらずゴミを出す行為はNGです。新たな年を気持ちよくスタートさせるために、ゴミ捨てルールとスケジュールはきっちり守りましょう。
年末年始の粗大ごみ
年末年始には、大掃除や断捨離を行う家庭も多いでしょう。その際、粗大ごみの処理についても考えるケースもあるはず。横浜市には、粗大ごみの廃棄に関するルールと手続きがあります。年末年始といえど、決まりごとはしっかり守らないと回収してもらえません。
粗大ごみとは
粗大ごみとは、通常の一般ごみ収集では捨てられない廃棄物のことです。タンスやソファのような大型家具や家電などが該当します。横浜市では具体的に下記のように定義づけています。
ご家庭から出されるもののうち、一番長い辺が、金属製品で30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のものを粗大ごみとして有料で収集しています。上記の大きさに満たない品物は、燃やすごみ・燃えないごみ(月・金または火・土に収集しているごみ)または小さな金属類(缶・びん・ペットボトルの収集日と同じ日)として、収集しています。
引用:横浜市よくある質問集「粗大ごみの種類・大きさを教えてほしい。(粗大ごみとは何か。)」
ただし、何でもかんでも粗大ごみとして捨てられる訳ではなく、エアコンやテレビ、冷蔵庫など一部のごみは市では回収できないとされています。横浜市が回収できないとしているものに関しては、横浜市公式サイトでご確認ください。
粗大ごみの申し込みと収集日程
粗大ごみの処理には、事前申し込みと収集日程の指定、粗大ごみ収集シールの購入が必要です。回収スケジュールには枠があるため、必ず希望日に収集してくれるとは限りません。いくつか候補日を考えておきましょう。申し込みに関して、横浜市では以下の方法が用意されています。
- 横浜市公式サイトから申し込み
- LINEやチャットでの申し込み
- 電話での申し込み
- 自己搬入
ただし、資源ごみの収集対応および申し込みも年末年始では一定期間休止します。休止期間はそれぞれ方法によって異なりますが、12月頃は収集が混み合いやすいため予約が取れない可能性が高いです。余裕を持って、年始以降に出すことも検討しましょう。
処理料金について
粗大ごみの処理には料金(手数料)がかかります。横浜市では粗大ごみの決済方法が2つ存在します。ひとつは、昔ながらの粗大ごみ収集シールの購入。コンビニなどで購入し粗大ごみに貼り付けることで支払いが完了します。
もうひとつは、電子決済(キャッシュレス)。令和5年10月25日より対応をはじめた方法で、LINE・チャット・インターネット申し込みで粗大ごみ回収の予約を行った場合に利用できます。電子決済で支払った場合、縦横10cm以上あるてきとうな紙に6桁の受付番号を記載し、貼り付ければOK。基本的には、粗大ごみ収集シールと同じ要領で出すことが可能です。わざわざコンビニなどに足を運んで、シールを買わずに済むのでオンラインに抵抗がない方にとっては便利な方法です。
粗大ごみの回収料金(手数料)は、回収するものによって異なります。安いものなら200円、高いものだと1,000円以上します。横浜市における粗大ごみの料金については、公式サイトを参照してください。
年末年始の大掃除方法
年末年始に欠かせないのが「大掃除」。家をきれいにすることは新年の始まりを気持ちよく迎えるためにも大切です。以下に、年末年始の大掃除をスムーズに行うための方法を紹介します。
スケジュールを立てる
大掃除は一日だけで終わらせるのは難しいです。無計画に1日で終わらせようとしても、うまくいかず中途半端になりがち。
まず、どの日にどの部屋を掃除するのか、タイムスケジュールを立てましょう。早めに計画をたてることで、無理なく大掃除を進めることができます。また、家族やルームメイトと大掃除の計画を共有することで、分担して作業することもできます。
不要なものを整理
大掃除のときは、生活には不要なものは整理しましょう。衣服、家具、雑貨など、使わなくなったり必要のないものは処分するか、リサイクルに出すと室内がスッキリするはずです。
部屋ごとに掃除方法と日程を分ける
大掃除は部屋ごとに掃除方法と日程を分けると効率的です。キッチン、リビングルーム、寝室、トイレ、バスルームなど、各部屋の特有の掃除ポイントを把握し、それに合った掃除道具を用意。掃除日を別にすることで、掃除にかけられる時間を確保でき、余裕をもって大掃除を進められます。
重点的に掃除する箇所
- キッチン
:食器、調理器具、レンジフード、冷蔵庫などを徹底的に掃除し、衛生的な状態を保ちましょう。 - バスルーム
:カビや水垢を取り除き、清潔な状態に保ちましょう。 - トイレ
:トイレボウル、便座、タンクなどを徹底的に洗浄し、消臭を忘れずに行いましょう。 - 寝室
:寝具を洗濯し、ベッドやクローゼットを整理して快適な睡眠環境を作りましょう。
年末年始の大掃除では、上記の箇所に注意を払い綺麗にするのがおすすめ。特に水回りは細菌やカビが繁殖しやすいので丁寧に掃除しましょう。
ごみの分別と出し方
大掃除が終わったら、出たごみは適切に分別しましょう。横浜市のごみ収集ルールに従って、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみを分けて出すことが大切です。また、特別なゴミや粗大ごみなども市の指示に従って処分しましょう。年末年始のゴミ捨てスケジュールにも注意し、正確な日程を確認してください。
年末年始の大掃除は、新しい年を迎えるための清々しいスタートを切るために欠かせない作業です。横浜市のごみ捨てルールを守りつつ、家を清潔に保ち快適な新年を迎えましょう。
断捨離のメリット
年末年始に大掃除を行う際、断捨離は欠かせない作業です。不要な物品を整理し、必要なものだけを残すことには様々なメリットがあります。以下に、断捨離を行う利点を紹介します。
スッキリとした環境を実現
断捨離を行うことで、部屋や家全体がスッキリ片付きます。不要な物品が減り、生活空間がすっきりと広々とした印象を与えます。心地よい居住環境を作り出し、ストレス軽減も期待できるでしょう。
整理整頓がしやすくなる
不要な物品を減らすことで、物の収納や整理がしやすくなります。必要なアイテムを見つけやすくなり、日常生活が効率的になります。また、整理整頓された環境は、集中力や生産性を高めてくれるといわれています。
新しい始まりへの準備
年末年始は新しい年の始まりです。断捨離を行うことで、過去の物に縛られず、新しいスタートを切りやすくなります。不要な物を手放すことで、ポジティブな気持ちになることもできるでしょう。ぜひ、メリットを享受しながら断捨離に取り組んでみてください。
不用品は売るのもひとつ
年末年始の大掃除を行う際、出てくる不用品や不要な物品が多いです。不用品は捨てるだけでなく、売ることを考えるのも良いアイデア。不要な物品を売ることで、ちょっとしたお小遣いを得ることもできるため一石二鳥です。以下に、不用品を売る方法を紹介します。
1. フリマアプリを活用する
定番なのは、メルカリやラクマなどフリマアプリを利用する方法。フリマアプリは、不用品を手軽に売るための便利なツール。スマートフォンで売りたい商品の写真を撮り、説明文と値段を記載して出品するだけ。手軽に多不用品を売ることができます。メルカリなどのフリマアプリを活用するユーザーは多く、自分にとって不要なものでも他者からすれば需要のあるアイテムであれば簡単に売却できます。
着なくなった衣服や読まなくなった本など、捨てる気でいる不用品を試しに出品してみてはいかがでしょうか。
リサイクルショップを訪問する
不用品をリサイクルショップに買い取ってもらうのもひとつ。横浜市内には多くのリサイクルショップがあります。不要な家具、家電製品、衣類、本、CD、DVDなど、様々なアイテムを買い取ってくれることがあります。
買取価格は安めですが、フリマアプリのように出品・搬送の手間はありません。一部のリサイクルショップでは、買取出張や値段が付かないものも引き取ってくれるサービスを提供しています。査定を受け買い取ってもらえるものを売却しましょう。
買取ショップも活用する
不用品を売りたければ、専門の買取ショップに申し込むのもひとつ。近年はネットから申し込める宅配買取サービスも登場しています。自分の都合がいい日に、不用品を箱に詰めて送るだけなので手間暇がかからないメリットがあります。
年末年始はリサイクルショップや訪問買取が混み合ったり、休業していたりする可能性もあるので、特に相性が良いといえます、
年末年始を気持ちよく迎えよう!
年末年始は通常時とゴミの収集が異なります。事前に収集スケジュールを把握し早めに対応することで、直前になって慌てずに済みます。今回の記事を参考に、ゴミをスムーズに処理し気持ちの良い年越しをお迎えください。