横浜の人気スポットで、美味しいグルメが堪能できる「横浜中華街」。
テレビなどのメディアでも取り上げられることが多く、行ったことはなくても見たことはあるという方も多いかもしれませんね。横浜市内にありながらも建物から、中国文化が見て分かります。横浜を代表する観光スポットのひとつと言っても過言ではありません。
そんな横浜中華街ですが、初めて行く方はお店の多さに圧倒されてしまうはず。小籠包のお店を探そうとしてもあっちこっちにお店があり、どこに行ったらいいのか悩みがち。中華街には、なるべく足を運ばない方がいいと噂されるお店も少なからずあるため注意が必要です。
今回は横浜中華街を満喫するために、行ってはいけないお店と本当に美味しいお店を見分ける方法について詳しく解説していきます。
中華街巡りをする参考にお役立てください!
横浜中華街で行ってはいけない店の特徴
横浜中華街には、たくさんのお店が並んでいます。お店が多すぎてどこに行ったらいいのか悩んでしまいますよね。せっかく選んだお店がおいしくなかったという失敗も避けたいはず。
中華街を楽しめるように、横浜中華街で行ってはいけないお店の特徴を覚えておきましょう。
横浜中華街発展会に未加入
横浜中華街には、飲食店や様々なお店・関連企業によって構成されている「横浜中華街発展会協同組合」があります。街が発展していけるように円滑な商業活動のためのルール作りやイベントなどの運営管理を行っています。
この団体に加盟しているお店には会員証が付与され、店先に掲示されています。横浜中華街発展会は1972年に発足以降、健全な中華街の維持活動を続けています。加盟店には、横浜中華街発展会は「街作り協定」を定める他、食中毒セミナーを開催するなどして健全な営業をお店に指導しています。
横浜中華街発展会に加入していることが、良質なお店選びにおける絶対条件といえるでしょう。加盟店は横浜中華街発展会の公式サイトにて事前に確認できます。
口コミ評価が低い、もしくはない
最近では飲食店の評価を簡単にチェックできます。飲食店の評価サイトやGoogleマップでお店の情報や口コミを確認できます。
このとき注意したいのが、レビュー評価が著しく低いお店。多くの方が低評価を付けている場合、お店の接客や料理などに問題があるかもしれません。口コミが一切ないお店も注意したいところです。もちろん中には口コミがない、もしくは少なくとも優秀なお店があると思いますが若干ギャンブル感は否めません。
客引きなど迷惑行為をしていない
客引きを行うことは神奈川県迷惑防止条例で禁止されている行為です。当然、横浜中華街発展会の協定でも迷惑行為と定めています。一時期、中華街では一部店舗による客引き行為が横行していました。現在では、かなり改善されていますがそれでも個人の注意は必要です。
客引き以外にもビラ配りをしたり、押し売りや敷地外の路上に椅子やテーブルを設置するなどの行為を禁止されています。
料理だけでなく接客態度に問題がある
料理がおいしくないお店は避けたいのは当然ですが、スタッフの接客態度が良くないお店もあまりオススメはしません。せっかくの観光なのだから、食事中は楽しく気持ちよく過ごしたいですよね。
接客に不満を抱かないためにも口コミを見たり、店先の雰囲気を観察することをオススメします。
甘栗のお店には優良推奨プレートの有無を確認
横浜中華街を歩いていると、甘栗のお店を見かけることが多いです。しかし、中華街には悪質な甘栗販売店も少存在します。特に一昔前は、強引な押し売りや衛生状態が悪い甘栗を販売する店舗がやたらと多かったです。甘栗は日本人受けが良く、狭いスペースで済む露店でも販売可能。過去には売れ残った焼き栗をそのまま使いまわし利益を増やしているのでは?と疑う声もありました。
現在、中華街の甘栗販売店には、横浜中華街発展会が定めた厳しい基準をクリアしたお店だけが「優良推奨プレート」を獲得できる仕組みとなっています。甘栗トラブルに関するクレームからスタートした制度で、安心しておいしい甘栗が購入できるよう毎年厳しい審査が行われています。
横浜中華街の食べ放題はまずい・最悪という噂も少なくない
一度に様々な中華料理を楽しめる食べ放題。横浜中華街にも、たくさんの食べ放題レストランがあり、多くの観光客が来店しています。しかし、食べ放題はまずい、最悪といった口コミも少なくありません。
もちろん、すべてのお店の味が悪いということではありません。しかし、一部では食べ放題に不満を抱いた方もいるようです。
横浜中華街の本当に美味しい店の特徴
横浜中華街で行ってはいけないお店の特徴について紹介してきましたが、どんなお店に行けばいいかも知りたいですよね。たくさんあるお店の中でも本当に美味しいと言われているお店の特徴についても解説していきます。
怪しさを感じさせない営業スタイル
本当に美味しいお店の特徴として、まず挙げられるのがお店の営業に怪しさを感じないことです。そもそも、怪しいことをするなよ、とツッコみたくなる気持ちも分かりますが、中華街にはインチキ商売をするお店が少なからず存在します。
一方、料理の味や接客態度の品質で勝負しているお店は、そうした小細工を行いません。むしろ、下手に小細工をすると逆に評判が悪くなり売上が立たなくなってしまいます。
口コミ評価が高い
行ってはいけないお店の基準として口コミ評価が低いことを挙げましたが、多くの人やメディアから高評価を集めているお店は本当に美味しい名店といえるでしょう。料理が美味しいからこそ、たくさんの評価が得られているはずです。
本当に美味しいお店の中も少なからず低評価があるかもしれませんが、これはサービス業であるなら仕方ありません。全体的に高い評価の割合が多ければ、安心してよいでしょう。高評価・低評価のバランスで判断されることをオススメします。
横浜中華街の評判がいいお店
具体的にどのお店が中華街の中で評判がいいのかも紹介します。今回は、飲食店ネット予約サイト「ホットペッパーグルメ」において、以下の基準を満たした中華街の飲食店をピックアップ。その中から筆者がオススメできると感じたお店を選出しました。
- 口コミ件数が100件以上
- 星評価が3.5(good)以上
- web予約が可能
皇朝レストラン
店名 | 皇朝レストラン |
ホットペッパーの レビュー評価 | (4.2) 796件のレビューの総評 |
口コミ数 | 522 |
予算目安 | 昼:3,001~4,000円 夜:3,001~4,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 ネット予約時にポイント利用可能 |
- 横浜中華街の中でもトップクラスの知名度と人気
- 肉まんや点心が人気
- 学割パックもあるため学生にもおすすめ
七福
店名 | 七福 |
ホットペッパーの レビュー評価 | (4.5) 1222件のレビューの総評 |
口コミ数 | 464 |
予算目安 | 昼:501~1,000円 夜:1,501~2,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 スマート支払いで最大5%ポイント還元 ポイントプラス対象店 スマート支払い可 ネット予約時にポイントがつかえます |
- 中華街の中でも人気が高い小籠包専門店
- 味の評判も上々
- 本格的な小籠包が食べたい方にオススメ
龍海飯店
店名 | 龍海飯店 |
ホットペッパーの レビュー評価 | (3.7) 763件のレビューの総評 |
口コミ数 | 189 |
予算目安 | 昼:501~1,000円 夜:1,501~2,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 スマート支払いで最大5%ポイント還元 スマート支払い可 ネット予約時にポイントがつかえます |
- 5色の彩り小籠包が人気メニュー
- インスタ映えが気になる方におすすめ
- テレビや雑誌で話題となってことも
王府井酒家(わんふーちんしゅか)
店名 | 王府井酒家(わんふーちんしゅか) |
ホットペッパーの レビュー評価 | (3.8) 565件のレビューの総評 |
口コミ数 | 221 |
予算目安 | 昼:1,001~1,500円 夜:2,001~3,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 ポイントプラス対象店 ネット予約時にポイント利用可能 |
- 正宗焼き小龍包が人気メニュー
- 食べ放題の評判が比較的良い
- たくさん食べたい方向け
順海閣 本館
店名 | 順海閣 本館 |
ホットペッパーの レビュー評価 | (4.2) 702件のレビューの総評 |
口コミ数 | 231 |
予算目安 | 昼:1,001~1,500円 夜:2,001~3,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 ネット予約時にポイント利用可能 |
- 海鮮料理をはじめとした本場広東料理が楽しめる
- 1945年から続く伝統ある味わい
- メディアの取材実績も多い有名店
北京火考鴨店(ペキンカォヤーテン)
店名 | 北京火考鴨店(ペキンカォヤーテン) |
ホットペッパーの レビュー評価 | (3.8) 979件のレビューの総評 |
口コミ数 | 351 |
予算目安 | 昼:1,001~1,500円 夜:3,001~4,000円 |
ホットペッパーのクーポン | あり |
その他ホットペッパーでのメリット | 最大800ポイント還元対象店 ポイントプラス対象店 ネット予約時にポイント利用可能 |
- 北京ダックが食べたい方にオススメ
- 果樹の薪&専用窯で焼かれた北京ダックが好評
- 天心師による手作り点心・飲茶も人気
中華街を楽しむおすすめプラン
横浜中華街を満喫するにはどのようにしたらいいのでしょうか。初めての方でも横浜中華街を楽しむためのポイントを紹介します。
知名度が低いお店は避ける
横浜中華街は観光地としても人気が高いので、書籍やテレビなどで紹介される機会が多くあります。その中でも人気があるお店や話題性のあるお店は何度も紹介されます。そういった知名度の高いお店は多くの方が来るので安心感がありますよね。
一方で、メディアにほとんど取り上げられないような知名度の低いお店に行こうと思う人は少ないですよね。飲食店であれば味が悪かったり、接客が良くないなどの可能性があります。
横浜中華街の観光案内所を活用する
横浜中華街への入り口の1つである「朝陽門」の近くに観光案内所「ChinaTown80」があります。ここには中華街コンシェルジュの資格を持つスタッフが常駐しています。
横浜中華街に精通しているスタッフに聞けば、きっとあなたにピッタリなおすすめの行き先が見つかるはずです。どんな順番で見て回ったらいいのかも相談してみるといいかもしれません。
そもそも横浜中華街とは
600軒以上のお店が建ち並んでいる横浜中華街は、日本最大級の中国文化圏。神戸南京町と長崎新地中華街と並んで、日本三大中華街と言われています。そんな横浜中華街は、どんな街なのか詳しく紹介します。
来日中国人たちが住み始め誕生した街
横浜港が開港された際に外国人の居留地も整備されてきました。開港当初は多くの欧米人が往来していましたが、日本人の中に英語が話せる人は少なくコミュニケーションがうまく取れませんでした。
そんなときに漢字が使える中国人が通訳として貿易の仲介を行うようになりました。その結果、少しずつ日本に滞在する中国人が増えていき、商売を始めて横浜中華街と言われるエリアが形成されたそうです。
日本にいながら中華文化を楽しめる
中華街エリアには中国人が滞在した結果、中華料理店や中国雑貨を販売するお店が増えました。中国本土に行かなくても、横浜で本格的な中華料理が楽しめます。
実は中華料理といっても地域によって異なります。広東省出身者が通訳として多く来ていたため、広東料理が中心となっているそうです。他にも、三国志で有名な関羽を商売人の守り神として祀っている「関帝廟」や様々な神を祀っている「媽祖廟」など信仰の対象も中華街に存在しています。
横浜中華街のアクセス・行き方
横浜中華街には風水の考え方に基づいた牌楼門(パイロウモン)が東西南北に加えて、街中にも建てられています。その門を潜り抜けると、お店が建ち並ぶエリアにたどり着きます。
横浜中華街専用の駐車場はありませんが、近辺に有料駐車場があるので車で行くことも可能です。
横浜中華街の最寄り駅
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩1分
- JR「石川町駅」より徒歩5分
- JR・市営地下鉄ブルーライン「関内駅」より徒歩7分
横浜中華街の最寄り駅は複数あり、どの駅からも10分もかからずに到着できます。利用する駅によって、目印となる門が異なります。
横浜市民は中華街に行かないという噂について
一部では「横浜市民は中華街にあまり行かない」という噂があります。横浜市民である筆者の持論として、この噂は、ある意味ホントだけど嫌がっている訳ではないと考えています。
たしかに横浜市民は頻繁に中華街へ足を運ぶことが多い訳ではありません。どちらかというと横浜駅・みなとみらい地区周辺に行くことは多め。そちらの方が、ショッピングや遊びが充実しており、オシャレな飲食店も多いからです。
中には昔の中華街のマイナスイメージが強く、怪しい・汚い・不衛生という印象が記憶に強く残っているから行かない横浜市民もいると感じます。横浜駅から、ちょっとだけ遠いからわざわざ行かないのも理由のひとつでしょう。
とはいえ、まったく行かない訳でもありません。デートのために訪れることもあれば、家族と本格的な中華を食べたくて、たまに足を運ぶ横浜市民もいます。
怪しいお店は避けて横浜中華街を満喫しよう!
横浜中華街には本当にたくさんのお店が建ち並んでいます。行き慣れていないと悩んでしまうかもしれませんが、お店選びのポイントを知っていれば失敗もしなくて済みます。SNSやインターネットも活用し、事前にお店の情報を調査しておけばおいしいものがたくさん食べられるはずです。どんなお店があるかも先に知っていれば、効率よく回れます。
グルメ以外にも他にも雑貨屋さんや占い、チャイナ服などたくさんあるので、ぜひ中華街をたっぷりと楽しんできてくださいね。